夜勤がある不規則な勤務形態の方は、必然的に生活リズムが乱れてしまうものです。看護師もそうした業界の一つであり、睡眠不足に陥り、悩んでしまう方が多くいらっしゃいます。
人の生命を預かる立場である看護師が、睡眠不足による集中力低下でミスをするのは死活問題です。仕事に支障をきたさないためには、不規則な生活の中でも、質の良い睡眠時間を確保する工夫をすることが重要になってきます。
看護師が睡眠時間を確保する上で、重視したいのが仮眠です。睡眠は「量より質」だと言われており、短時間の眠りでも質が良ければ身体をしっかり休ませることができるといいます。短時間の仮眠で身体の調子を整えることができれば、不規則な仕事も問題なくこなすことができるでしょう。そこで以下では、良い仮眠を取るためにできる工夫をまとめています。
まず、仮眠を取る上で考慮したいのが食事です。寝る直前の食事は最低でも3時間は空けておくのが理想です。なぜなら、食後すぐに睡眠を取った場合、胃や腸が活発な状態になり、睡眠の質に悪影響を与えてしまうからです。もし、仮眠前の近い時間帯に食事を取る必要がある場合は、なるべく消化に良いものを摂取するようにしましょう。
次に考慮した方が良いのが、睡眠環境の整備です。すぐに寝付き、深い眠りに入るためには、光・音・香りの3つが大事なカギになってきます。光と音はなるべく遮断するのがベター。なるべくアイマスクや耳栓などを使い、眠ることに集中できる状態を作りましょう。そして香りは、ティッシュに落ち着く香りのアロマオイルを数滴垂らして枕元置いておくことをおすすめします。「仮眠したくても眠れない」「全然疲れが取れない」という方は、これらの方法を試してみてください。
看護師が安定した眠りを得るためには、看護師の眠りの実態や睡眠のメカニズムをよく知ることが大切。そのためにも、ぜひ睡眠不足の看護師向けの情報に目を通されることをおすすめします。